ISDN回線とは？通話が多い方は料金がお得

ISDNとは

ISDN回線は1回線の契約で2回線分利用することができる電話回線です。例えば、電話とFAXを別々の電話番号で取得して利用したい場合、NTT加入電話（アナログ回線）だと2回線の契約が利用ですが、ISDN回線なら1回線の契約で利用することができます（電話番号を2つ取得する場合は、ISDN回線の基本料金とは別に月額330円かかります）。

一般家庭で新たにISDN回線の契約を結ぶことは減っていますが、SOHOや小規模の企業にとってはまだ有効な回線です。
光インターネット回線に比べて回線使用料が安く、電話とFAXの回線として安定しているので、電話専用線として利用している企業も少なくありません。

さらに、予備の回線としても利用されています。停電時などの電気が使えない場面ではひかり電話などのインターネット回線を介した電話サービスは使えなくなってしまいますが、アナログ回線やISDN回線は停電時も利用可能です。そのため、インターネット回線と合わせて予備の回線として持っておくケースもあります。

アナログの固定電話回線とISDN回線は個人での利用は減少していますが、企業や店舗といったビジネス用途では今も使われ続けています。一定の利用者がいるので細々とではありますが残っていくことでしょう。