法人の固定電話の電話番号取得について

理由1：社会的信用の向上につながるため

固定電話を引くことで、しっかりとした連絡先があるということを示す一つの手段になるため、顧客や取引先からの信用を得られます。また、銀行から融資を受ける際や法人カードの作成、ビジネスローンの審査の際にも、固定電話の有無を確認される場合もあります。そのため、法人・屋号の場合は、固定電話番号を最低1つは持っておくべきと言えます。

理由2：タウンワークに無料掲載できるため

タウンページとは、NTT東日本・西日本が発行する様々な業種の電話番号が掲載されている電話帳のことです。NTTの加入電話に加入している方に無料配布されるため、タウンページに電話番号を掲載することで企業やお店を宣伝することができます。また、タウンページは地域毎に対応して作成・配布されるため、特に地域密着でビジネスをされる方は固定電話番号を取得し、掲載することをおすすめします。

理由3：登記変更など、手続き変更の手間が少ないため

法人登記や口座開設などの様々な手続きを進める上で、電話番号の有無はとても重要です。もちろん、090や080の携帯電話番号でも手続きを行うことはできますが、携帯電話番号は固定電話番号に比べ番号が変更になるケースが多いです。もしも、登録していた電話番号を変更した場合、各種機関やサービスに対し、変更のための書類提出や再手続きが必要となります。また、電話番号の変更に伴い、費用が発生するケースもあります。

一方、固定電話番号の場合、エリアをまたいだ引っ越しをしない限りは電話番号の変更はあまりありません。そのため、ビジネスシーンでは固定電話番号での発番が良いと言えるでしょう。

理由4：プライバシーを守るため

起業開業時は、プライベートの電話番号と共通の電話番号をビジネスシーンで利用されという方もたまにいらっしゃいます。ですが、ビジネス用とプライベート用の電話番号は分けることをおすすめします。理由としては、ビジネスとプライベートの棲み分けが難しく、精神的な負担になる可能性があるためです。

また、個人情報であるプライベート用の電話番号を名刺やホームページに掲載することで、プライバシーを守ることが難しいです。そのため、ビジネス用とプライベート用の電話番号は分けておく方が良いかと思います。

クラウドPBXやスマホ内線化アプリを活用することで、1台のスマホで2番号取得することも可能ですので、併せて検討されるのもいいかもしれません。