2023.03.27

光コラボレーションモデルって何?(3)

おとくなセット割

目次

光コラボレーションモデル

今や光コラボレーションモデル(光コラボ)の勢いは、留まるところを知りませんね。前回までは、いわゆる携帯電話キャリアが提供する光コラボサービスをご紹介してきましたが、光コラボにサービス提供しているのはISP(インターネットサービスプロバイダー)も多いのです。

中でもOCNの評判は非常に高く、これは押さえておくべきでしょう。

費用やセット割はすこぶる高評価

OCNはNTTコミュニケーションズが運営する国内最大のISPです。インターネットが普及し始めた90年代に営業を開始した、ISPの老舗的な存在で、その高い信頼性や充実したサービスなどが特徴です。

同社が新たに始めた光コラボサービスが「OCN光」で、これまでのNTT東日本/西日本のフレッツ光よりも安く、さらに充実したサービスを提供しています。

OCN光の費用に関して、同社の公式で紹介されている金額は新規申し込みで戸建て5,100円/月、集合住宅は3,600円です。

また、NTT東日本/西日本からの転用なら戸建て4,600円/月、集合住宅は3,400円となります。いずれも2年自動更新型の割引または早期申込割引のキャンペーンが適用された金額ではありますが、これまでのNTT東日本/西日本のフレッツ光や他の光コラボと比較しても、かなり安い金額です。

さらに携帯端末とのセット割については、OCN光は「OCNモバイルONE」とのセット割が適用され、データ通信だけでは合わせて4,300円から、また音声通話を含めても合わせて5,500円からと、こちらもまた低価格だという高い評価を受けています。

デメリットはないの?

ただ、良い面ばかりではありません。OCNは以前より言われていることとして、回線スピードが遅い点が指摘されていました。ブロードバンドのADSL回線だけでなく、光回線でも同じことが言われており、特に夜間のネット利用者数が多い時間帯では通信速度が遅く、いわゆる「重い」という意見がたびたび見られます。

これは、大手ISPであるための加入者数が多いことによる回線の逼迫が原因と見られており、この点については一部で少しずつ状況が改善されつつあるという報告もあります。OCN側が回線の対策に注力し始めたことが予想されます。

今後、こうした回線速度の問題は沈静化するのではないかという専門家の見方が多いです。