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光コラボって何?
光コラボレーションモデル(光コラボ)ブームですが、NTT東日本/西日本のフレッツ光から光コラボへ乗り替えても大丈夫なのでしょうか。実は、光コラボにはデメリットも少しありますよ。今回はそれを考えてみましょう。
光コラボは工事が遅いというイメージ
光コラボはユーザーにとってメリットが大きいので、大きな人気を集めています。ただ、その一方でデメリットについてもきちんと知っておく必要があります。よく指摘されているのが、工事が遅いという問題です。
通常、どんなインターネット接続サービスでも、申し込み、回線が開通するためには必ず設備工事が必要になります。NTT東日本/西日本「フレッツ光」からの転用なら、すでに自宅まで光回線のケーブルが引き込まれおり、インフラが整っているため新たに作業は必要ありません。
しかし、新規に光回線を申し込む場合は光ケーブルを引き込む作業が必要なので、その予約をしなければなりません。そして、その工事予約が取りづらい状況にあるのです。
工事が遅い要因はいったい何?
本来であれば、企業としては少しでも早くユーザーにサービスを提供したほうが、より多くの利益が得られるものです。にも関わらず、どうしてこうも工事まで時間がかかるのでしょうか。
その原因としてもっとも大きいのは、光コラボの申し込みが殺到しており、多数の申し込みに対して、まったく処理しきれていないという実情なのです。一般に企業では、新サービス開始時には必要な人員を配置して備えるわけですが、この新たな光コラボというサービスは、企業側の予測を大きく上回る需要があったのです。
その結果、作業人員だけでなく、対応するサポートの人員も不足して、電話が繋がらなかったり、開通までの段取りが遅々として進んでいなかったりするのです。
光ケーブルは電線とともに街中に張り巡らされているため、工事自体は近い場所の電線から引き込む作業となり、およそ1時間ほどで完了するものです。工事業者が移動する時間を含めても、1軒あたりの作業時間はそこまでかかるものではありません。
しかし、重要なのは申込者が必ず立ち会わなければならないという点です。予約では申込者が自宅にいる曜日や時間帯を指定するのですが、これが多くの予約で時間帯がかぶる要因となっており、結果的に申し込み順で日程がどんどん遅くなってしまう結果となっているのです。
ただし、光コラボのサービスが始まって1年近くが経過しようとしていますから、こういった需要は少しずつ落ち着きを見せているようです。今後は、そういった遅延は減っていくことが予想されます。