2023.03.27

オフィス移転で電話も引越す時代

主装置の設置場所や配線工事

目次

オフィス移転で電話の引越し

オフィスの移転、たいへんですね。人の移動はもちろん、モノの移動、そしてインフラも移動させなければなりません。

電気や水道、ガスなどは移転先にもインフラが来ていますが、電話はどうでしょう? アナログ回線のインフラは、もちろん来てはいますが、手続きをしないと電話が使えません。どんな手続が必要なのか、おさらいとしてご紹介していきましょう。

通信回線と使用機器の把握し、電話番号が変更になるか確認

まずは、現在使っている通話用の電話回線と、インターネット用の回線を把握します。具体的には電話回線の種類や本数、利用会社、各種付加サービスを確認しましょう。また、現在使っている電話機のメーカーと機種を確認してください。

通話用の電話回線にはアナログ回線、ISDN回線、IP電話、ひかり電話があり、インターネット用回線には光ファイバー回線、ADSL回線、ケーブル回線などがあります。

そして、移転先のNTT収容局によっては電話番号が変わってしまいます。現在使っている電話番号が引き続き使用できるか、それとも電話番号の変更が必要かを確認しておきましょう。

具体的には市外へ移転する場合は電話番号が変わってしまう場合があります。詳しくは局番なしの116に確認しましょう。

主装置の設置場所の決定と配線工事

さて、移転先の新オフィスが完成しました。新オフィスに設置するデスクや配線などのレイアウトを考える際、意外に漏れがちなのが電話の主装置を設置する場所の確保です。

日常的に使用する機器ではないのと配線などが多く見えるので、乱雑に感じるのでなるべく見えない場所に設置するのが良いでしょうね。また、主装置の設置場所には、当然ながら電源コンセントが必要になります。

だから、なるべく直射日光や高温多湿の場所は避けるのが賢明です。
そして、電話回線の配線工事が必要となりますよ。オフィス内への回線引き込み(電話設置・光ファイバー)工事は、上記の主装置の場所までの配線工事です。これは光ファイバーなら、下見日から工事日まで2週間程度の余裕が必要です。

その後レイアウトに合わせ、主装置から各電話機やFAXまでの配線工事を行ないます。最後に、NTT東日本/西日本の局内工事終了後に電話が開通となります。この流れを把握しておけば、事務所の電話移転はスムーズになりますよ。