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加入電話の疑問
電話加入権ドットコムには、日々ユーザーさんから固定電話や、その電話加入権について疑問が寄せられます。そんな疑問にお答えする記事の第2弾です。まだまだ誤解は多いようですが、携帯電話やスマホがあれば固定電話は必要ないのでは?といった疑問についてです。これを読めば、電話加入権の必要性を実感することでしょう。
携帯の通話音質に不満があるのですが?
携帯電話やスマホといった、いわゆる無線による音声通話はどうしても聞き取りづらい、音質が良くないという意見があります。携帯電話などでは、音声信号が圧縮されてしまうため、個人の声の特徴となる要素が失われがちになります。性別が同じなら、誰と通話しても似たような声に聞こえるという経験があると思います。こうした特徴を使って振り込め詐欺などが横行していたりするのです。
しかし、固定電話のアナログ回線やISDN方式のデジタル回線なら、IP電話や携帯電話などと違って音声信号は非圧縮で送受信されます。これが、固定電話は高音質で聞こえるという特徴なのです。トラブルに巻き込まれないためにも、少なくとも自宅にいるときはアナログ回線を使った固定電話の回線を保持しておくのは有効ですし、もし離れた場所に高齢の家族が住んでいるなら、ぜひとも固定電話のご利用をオススメします。高齢のご家族のお宅には、たいてい固定電話の回線が引かれている場合が多いのですが…。
携帯番号でクレジットカードが作れませんでした…
最近、こういった相談をよくいただきます。信販系のクレジットカードやカードローンなどで利用するカードを作る際は、一般に携帯電話の番号だけでは契約を拒否されることが多いのです。固定電話の電話番号を提示することが義務付けられていますね。なぜかと言うと、携帯電話の市外局番部分では、その携帯電話の契約者の居住地域や、実際にその住所に契約者が住んでいるのかどうか確認できないからなのです。どこに住んでいるかわからない人に、お金を貸すことはできませんよね。
つまり、固定電話の電話番号を持っているということは、大げさな話ではなく日本国内における社会的な信用が、携帯電話とは比べものにならないほど大きいのです。こうした理由からも、固定電話は必要不可欠なものだと理解していただけるかと思います。