2023.03.27

スマートフォンを内線化する仕組みとは?

社内の内線番号で、社外発着信

目次

スマートフォンを内線化

現在、多くの企業でスマートフォンの内線化が行われています。
外回りの多い営業担当者の電話連絡が効率化し、電話対応が迅速化するなど大きなメリットを産んでいます。このスマートフォンが内線として使える仕組みを見てみましょう。

スマートフォンがオフィスの内線電話になる?!

常に顧客からの注文や問い合わせに対応したい営業担当者にとって、リアルタイムでの電話対応は重要になります。
しかし、外回りや現場での作業が多い場合、なかなか電話口での対応はむずかしいものです。
そこで、スマートフォンを社内の内線同様に使えるようにして、顧客にも直接内線番号に電話をかけてもらうようにすることで、効率化をはかることが行われています。

スマートフォンを内線電話として使うメリットとしては、社内の内線番号で発着信が可能なので、社内外のやりとりがすべてスマートフォンで行うことができることでコミュニケーション効率が高まることが大きいといえます。

スマートフォン内線化の仕組み

スマートフォンの内線化は、どのようにして実現するのでしょうか。

現在、スマートフォンの内線化には、次の3つの方法があります。
それは、IP-PBXを利用する方法、PBX機能のクラウドサービスを利用する方法、携帯電話キャリアのFMCサービスを利用する方法です。

IP-PBXを利用する方法では、本社に音声通信の交換制御を行うPBXサーバを設置し、スマートフォンの通信を、社内ではVoIP用のアクセスポイントを介して、社外では携帯電話網を介してネットワークにつなぐことで実現するものです。

PBXサーバを自社に設置せず、クラウドサービスを利用する方法です。既存のPBXを撤去して総IP化を行うこともできるといわれています。

3つめの方法である携帯電話キャリアが提供するFMCサービスを利用することでも、スマートフォンの内線化が可能になります。
月額固定料金を支払えば、外部、内線通話がスマートフォンで実現します。

まだまだ開発途上にあるスマートフォン内線化の仕組みとサービス。今後の展開に注目し、よりよい方法で導入したいものです。