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時はまさにインターネット全盛の時代へと突入しました。
でも、電話だけは加入権が必要な固定電話が牙城を守り続けてきました。
しかし、ここ数年は携帯電話やスマホの波に押され、そして固定電話でさえも光インターネット回線を利用したひかり電話へと追いやられています。
はたして本当に電話加入権は不要になるのでしょうか。
ひかり電話の特徴とは?
電話加入権の存在意義を揺るがすものとして、電話回線を必要としない携帯電話・スマホや、加入権なしで固定電話回線を利用できるようNTT東日本/西日本の固定電話ライトプランをご紹介してきました。
しかし、最近では光インターネット回線を利用したひかり電話などの登場が電話加入権の存在価値を脅かしていますね。
ひかり電話は、NTT東日本/西日本など光ファイバー回線のインフラを持っている事業者が主にサービスを提供していますが、これは電話単独での使用というよりも 光インターネット接続と合わせて利用するサービスと考えてもいいと思います。
特徴としては全国一律の電話料金である上、通話料金が安く、既存の電話機がそのまま使えるといったものがあります。
また、アナログの電話回線ではなく光ファイバーを使用しているため、データ送信の高速化・大容量化が可能で、住所が変わっても同じ電話番号が使用できるといったメリットがあります。
これからはひかり電話の時代へ
実はひかり電話を引く場合、電話加入権を取得する必要がありません。
考えてみれば当たり前の話ですよね。
そもそも電話加入権は電話回線を利用するために必要になるわけですが、ひかり電話は既存の電話回線ではなく、新たに敷設された光ファイバー回線を使用しており、回線が異なるわけですから電話加入権が必要ないのです。
つまり、ひかり電話は電話加入権を購入しなくても、これまで同様に電話が使えます。
しかも、電話料金は通常の固定電話の価格よりも格段に安いため、固定電話からひかり電話に乗り替える人が増えているのはやむを得ませんね。
ただし、ひかり電話は停電中に使用できないという欠点があります。
アナログの電話回線を利用している固定電話は電話局側から電気が供給されているため停電時でも使うことができます。
さらに電話局自体が非常用電源を確保しているから、停電による影響はほとんどありません。
しかし、ひかり電話は中継器などの設備を一般の電気供給に頼っているので、停電したら電話が止まってしまい、使えなくなってしまうという事態に陥ってしまうのです。
このため、企業では大半をひかり電話に移行しても、電話加入権を保持してアナログ回線をキープしているというわけです。