目次
その際、どんなことに気をつける必要があるのでしょうか?
電話の移行をスムーズに進める手続きとは?
アナログやデジタル回線にかかわらず、固定電話を設置している方は、移転・引越しの際には手続きが必要となります。
また、固定電話はNTT東日本/西日本のサービスだと思ってしまいがちですが、実はそれ以外の通信事業者も固定電話回線を提供しています。
設置している固定電話がNTT東日本/西日本のアナログ電話回線とIP電話では手続きが異なるため注意が必要です。
そのため、移転・引越しが決まったら、まずは、現在利用している固定電話がどの通信事業者と契約しているのかを確認してください。
本章では、アナログ回線とIP電話別に手続き内容・流れについて紹介していきます。
アナログ回線の移転手続き
NTT東日本/西日本のアナログ固定電話を利用している場合、局番なしの「116」へ電話もしくはWebサイトで手続きをします。
Webサイトで手続きを進める際には、「移転先住所」を基準にNTT東日本/西日本のサイトへアクセスするようにしてください。
例えば、「大阪府」から「東京都」へ移転する場合、「NTT東日本」へ手続きの依頼をする必要があります。
【移転先別、固定電話の移転手続き内容】
移転先住所 | 手続き内容 |
---|---|
同一の都道府県内 | 移転手続きのみ |
同一のNTT東西エリア内 | 移転手続きのみ |
異なるNTT東西エリア内 | 現在の契約解除 移転手続き |
NTT東日本とNTT西日本の提供エリアをまたいだ移転・引越しの場合、移転手続きの他に現在利用している契約を解除する必要がありますので、注意してください。
対象エリアについては、下記を参考にしてください。
デジタル回線(IP電話)の移転手続き
上記で触れた、NTT東日本/西日本以外で提供されている固定電話サービスでは、IP電話が代表的な固定回線となります。
このIP電話はインターネット回線を利用した固定電話サービスのため、電話の移転・引越しの連絡はインターネットサービスプロバイダー(ISP)などの通信事業者へする必要があります。
ちなみに、IP電話は「050」から始まる電話番号が割り当てられている場合がほとんどですが、最近では一般的な市外局番から始まる電話番号を利用できるサービスもありますので、一見して区別がつかないということを覚えておきましょう。
移転手続きをすると電話番号は変わるの?
固定電話の移転手続きをすると、電話番号が変わってしまう場合と、変わらない場合があります。
基本的に同じ市区町村での引越しなら電話番号は変わらないと考えていいと思います。
ただ、例外としてNTT東日本/西日本の電話局がカバーする範囲が変わってしまった場合、たとえ同じ市区町村内であっても電話番号は変わってしまいます。
必ず、NTT東日本/西日本に確認してください。
【移転先別、固定電話の電話番号の移行について】
移転先住所 | 手続き内容 |
---|---|
同一の市区町村内 | 変わらない |
同一の都道府県内 | 変わる可能性あり |
同一のNTT東西エリア内 | 変わる可能性あり |
異なるNTT東西エリア内 | 変わる可能性あり |
なお、これがIP電話であれば前述の「050」から始まる電話番号は移転先でも変わらずに同じ電話番号が使えます。
ただし、これに関しても注意が必要になります。
また、移転先でアナログ固定電話からIP電話へと乗り替える場合は、MNP(番号ポータビリティー)制度で電話番号そのままで使えることもありますので、詳しいご相談はお気軽に電話加入権ドットコムまでご相談ください。