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SOHOに固定電話は必要か?(2)
前回、独立起業を始めるために固定電話を設置するメリットをご紹介しました。しかし、良いことばかりではないようです。ここではデメリットについてもご紹介します。
加入手続きなどの手続きが煩雑
通話料を安く抑えられ、しかも社会的な信用度も高い固定電話ですが、少ないながらデメリットもあります。
一番のデメリットはアナログの固定電話に加入するための手続きや、移転の際の手続きが煩雑であるということでしょう。
今でもアナログの固定電話の主流は電話加入権の取得が必要となりますし、さらに電話加入権を必要としないライトプランも用意されたので、以前よりはずいぶん簡素化されましたが、それでも手間はかかってしまいます。
具体的に言えば、まずNTT東日本/西日本に連絡し、開設工事を依頼し、契約プランを決め、さらに電話機を購入しなければなりません。
このような固定電話を使えるようになるまでの手続きには、資金が必要になりますし、時間もかなり取られてしまいますよね。さらに移転ともなれば電話番号が変わってしまいますから、わざわざ取り引き先に連絡したり、各種機関へ変更手続きを行なったりするのも、特にSOHOで1人で独立起業している人なら大きなストレスになるかもしれません。
電話の設置されている場所にいないと電話が取れない
また、固定電話のデメリットとして外出中は連絡がつかないというものがあります。これは1人でビジネスをしている場合は、決定的なデメリットになってしまいます。
もちろん、そのためにオプションサービスとして転送電話などが用意されていますので、それを利用すれば別の場所で電話を取ることが可能になります。
しかし、そのためにオプション料金が必要となるので、外出中は携帯電話の方が便利なのは言うまでもありません。営業等で遅くまで事務所を空けることが多い場合や、さらに取り引き先とのお付き合いで何かと忙しい起業者にとっては、固定電話だけでは不便を感じることもあるでしょう。
ただし、最近はこういった問題に対策が取られ始めており、固定電話をスマホと連動させられる機種も出てきました。
これは、固定電話あてにかかってきた着信をスマホに転送するという機能で、しかも電話機自体に搭載されている機能のため、オプションとして契約する必要がないので利用してみる価値はあると思います。
銀行等に運転資金の借り入れをしたいとか、取り引き先対策のために固定電話を設置したいけれど、オフィスに在席する時間が少ないという起業者の方は、ぜひ導入を検討してみてはいかがでしょう。
電話加入権ドットコムにご相談いただければ、そういった電話機のご紹介も可能です、お気軽にどうぞ。