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不要となった電話加入権はどうすればいい?
移転等で光ファイバー回線のひかり電話に移行したり、すべてを携帯電話にしてしまうといった決断をした場合、今まで持っていた電話加入権はどうしたらいいのでしょうか?
解約してしまうと大きな損失
電話加入権が必要なくなった場合、一般には「一時中断」「休止」「解約」の中から選択することになります。企業の場合は、ほとんど休止か解約の2択になるようです。
それでは、この2つはどのような違いがあり、どちらがベターな選択となるのでしょうか。
もちろん、これは事情によって異なるので正解はひとつではありません。
ただ、デメリットが少ないという点では、休止をオススメしたいところです。
解約するのが悪いということではありませんが、電話加入権を解約しても購入資金が戻ってくることありません。解約によるメリットは、企業であれば特別損失を計上しなければなりませんが、電話加入権自体が無形固定資産となるため、年々法人税がかかるため、それを損金処理できるということでしょう。
これだけのメリットしかないにもかかわらず、仮に状況が変わってアナログの固定電話回線が必要になってしまったら、また一から電話加入権を購入しなければなりません。
休止扱いが現在のところベター
一般家庭に限らず企業でも、将来的に電話加入権が不必要だということは誰にもわかりません。それならば、万が一のために電話加入権を残しておく選択は間違いではありません。
現状、アナログの固定電話を使う予定がなくても、電話加入権は解約せずに休止にしておくほうが無難な判断ではないかと思います。
当たり前といえば当たり前の話なのですが、いったん解約してしまった電話加入権は休止扱いにすることはできません。すでに所有権が移動してしまっているからです。
でも、現在休止中の電話加入権を解約することはいつでもできるのです。あわてて解約しなければならない事情でもない限り、電話加入権を解約してしまう必要はないのです。その解約しなければならない事情ですが、事業が立ち行かず、止むに止まれぬ状況で電話加入権を手放さなければならないといったケースが考えられます。しかし、その場合は解約というよりわずかでも売却金を受け取るべきでしょうから、買取業者へ買い取ってもらうことになります。
これについては解約ではなく、譲渡という扱いになります。こういった使っていない電話加入権の扱いについて、詳しく知りたいという方は、ぜひ電話加入権ドットコムにご相談ください。当社ならではのノウハウがあります。