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固定電話がない世帯が増えた?
固定電話がない世帯が増え、もはや電話加入権は無用の長物という声も耳にします。はたして、本当に固定電話は必要ないのでしょうか? いえいえ、そんなことはないのです。
家の固定電話を使うほうがオトク
某企業が行なったアンケートによると、自宅に固定電話はあるかと問いに対し、70%が「ない」、4%が「以前はあったが今はない」と回答したそうです。
逆に「ある」は25%に留まっており、「ない」と答えた理由は「携帯電話で済ませられるから」という声がほとんどだったそうです。調査元は固定電話のニーズは明らかに減少しており、自宅にはインターネット回線しか引かないで、通話はスマホや携帯電話で済ますという傾向にあると分析しています。
ただ、調査対象が若い世代に偏っているという指摘もあり、これが実質的な固定電話の設置割合を表しているとは言い難いという側面もあるので、実際のところはなんとも言えませんが、それにしても従来より一般家庭から固定電話が姿を消しつつあるのは間違いなさそうです。
しかし、その調査では1ヶ月の通信費(携帯電話、固定電話、インターネット回線)の合計が1万5,000~2万円が25%強と最多で、続いて1~1万5,000円が22%という、いわゆる月間1~2万円の通信費を払っている人が約半数を占めています。中でも携帯電話の通信費が主なウエイトを占めていて、やはり高い通話料やパケット通信料に苦しめられている実態が浮き彫りになったといえます。
そう考えると、自宅で固定電話を利用すれば、この半額程度まで通信費を抑えることができるということに気づいていない世帯が少なくないといったところでしょうか。
FAXもまだまだ使いたいツール
そして、当たり前ですがスマホでできないことのひとつに「FAXの送受信」というものがあります。FAXはアナログの固定電話回線でしか行なえないことです。
一部、IP電話や光回線でも使えなくはありませんが、主だった家電量販店で販売されているFAX送受信のための機器は、アナログ回線に最適化されており、すぐに切り替わるものではありません。
しかも、昨今はパソコンの電子メールで送受信するケースも増えてきましたが、まだまだ中小企業やお店などではFAXが主流であり、注文や納品書などをFAXでやり取りしています。これに関しては、単に時流に乗れていないというふうに断じるのは早計で、実はセキュリティという観点から電子メールでのやり取りよりも、FAXのほうが圧倒的に安全だという側面があるのです。
つまり、重要文書はまだまだFAXを利用したいというニーズが少なくないということなのです。
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