2025.03.12

固定電話の料金はいくらかかるの?月額費用や通話料金を徹底解説!

アナログ回線と光回線

目次

まだまだ必要な固定電話ですが、ほとんど使う機会がないのに毎月の基本料金を支払っているのはもったいないですよね。

「できるだけ料金は安く抑えたい」というのが皆さんの本音ではないでしょうか。
ではどうすればいいのでしょう?

こちらでは、「固定電話の月額費用」や「通話料金」についてご紹介させていただきます。
是非参考にしてください。

 

電話料金の相場

電話料金の相場は、携帯電話と固定電話で異なります。

固定電話の場合、法人向けの基本料金が月額2,5003,000円です。これに加えて通話料金が発生します。通話料金は、通話相手が固定電話か携帯電話かで異なります。たとえば、アナログ回線やISDN回線の場合、固定電話への通話は39.35円からで、距離や時間帯によって変動します。一方、ひかり電話では全国一律38.8円と割安です。なお、携帯電話への通話料金は、回線を問わず一律117.6円となります。

携帯電話の場合、総務省の調査によると2021年の平均的な支払は月額5,824円です。この金額には、音声通信料・データ通信料・基本料金・本体代などが含まれています。携帯電話の料金は、プランの見直しや格安SIMの利用などで節約することが可能です。

固定電話の料金内訳

一言で「固定電話の料金」と言っても、固定電話の料金は大きく分けて、
「月額費用」と「通話料金」の2種類に分類されます。

どちらも支払いを怠ると「固定電話の解約」に繋がってしまうので注意が必要です。
それぞれの概要は以下にまとめております。

固定電話の料金詳細
料金詳細 概要
月額費用 「電話回線」や「電話番号」を維持する為の料金となります。
通話料金 「固定電話から携帯電話への通話」や、
「固定電話から固定電話へ通話」をする度に発生する料金となります。

 

固定電話の利用状況について

出典:総務省 情報通信白書令和3年版「ICT サービスの利用動向」を加工して作成

携帯電話が普及するにつれて、固定電話を使う機会は格段に減り、固定電話がないという一人暮らしの若者もずいぶんと増えてきました。
しかし、固定電話はやはり必要と考えている方も多く、普及率はいまだに6割を超えています。
企業などでは固定電話でないと信用されませんし、年配の家庭に限らずお子さんのいる家庭には固定電話があるのが当たり前になっています。

 

固定電話の種類

固定電話にもいくつか種類があります。
例えば、アナログ回線を利用した電話サービスや、
1つの契約で2着信分同時に通話ができるデジタル(ISDN)回線があります。

その他には、光回線を利用した「ひかり電話」が最近では人気の固定電話になっています。

これから固定電話を契約する場合は、利用状況やご予算に応じて「固定電話」を選ぶことができます。
現在固定電話を利用している方は、固定電話の料金見直しに伴う乗り換えも可能です。
本章では、電話回線種別毎の特徴について纏めております。

電話回線種別 特徴
電話回線種別 特徴
アナログ回線 1つの契約で1通話(1同時通話)の利用ができます。
固定電話だけの利用の際はアナログ回線の利用がおすすめです。
ISDN回線 1つの契約で2通話(2同時通話)の利用ができます。
固定電話とFAXを利用の際はISDN回線の利用がおすすめです。
ひかり電話 1つの契約で1通話~の利用ができます。
ひかり電話の中にも種類があり、
利用状況毎に着信数の選択が可能です。
固定電話とインターネットを利用する際はひかり電話の利用がおすすめです。

 

固定電話回線別の基本料金と通話料金

固定電話の月額費用や通話料金は、利用する電話回線種別に応じて違いがあります。通話料金は電話の発信先が「固定電話」「携帯電話」「IP電話」のどれに該当するかで大きく異なります。

企業の業種・業態により、オフィスや店舗で利用される加入電話の種類の傾向はさまざまです。料金の詳細を確認し、自社に最適な電話回線を選択してみましょう。

固定電話回線別月額基本料金

ここでは、電話回線の種類ごとの月額基本料金を紹介します。

電話回線種別 方式 3級局 2級局 1級局
アナログ回線 プッシュ回線 2,750円 2,640円 2,640円
ダイヤル回線 2,750円 2,585円 2,530円
アナログ回線(ライトプラン) プッシュ回線 3,025円 2,915円 2,915円
ダイヤル回線 3,025円 2,860円 2,805円
ISDN回線 3,883円
ISDN回線(ライトプラン) 4,158円
ひかり電話 550円

アナログ回線やISDN回線では、級局や回線方式、プランの違いにより料金が異なります。一方、ひかり電話は一律550円の料金設定となるため、コストを重視する企業や事務所に適しています。

なお、202541日利用分よりISDN回線の料金が改訂されるため注意が必要です。改訂後の料金は次の通りです。

電話回線種別 料金(202541日~)
ISDN回線 4,323円
ISDN回線(ライトプラン) 4,598円

2025年3月までと比較すると、両プランとも値上がりします。コスト負担が気になる方は、ひかり電話への加入を検討してみましょう。

電話サービス取扱所(級局)とは

電話サービス取扱所は地域ごとの回線数によって、1級から3級の3段階に分かれています。具体的な回線数の違いは次の通りです。

  • 3級:40万件以上
  • 2級:5万~40万件以下
  • 1級:5万件以下

3級が最も回線数が多く、市内通話料金が適用される範囲が広いため、基本料金は高めに設定されています。電話サービス取扱所は、利用者が自由に選択することはできません。住居やオフィス、店舗、事務所の所在地によって、自動的に決定されます。

固定電話回線別通話料金

固定電話の通話料金は、固定電話、携帯電話、IP電話のどれに発信するかで大きく異なります。距離や時間帯の影響を受けるものもあるため注意が必要です。取引先企業やオフィス、顧客との距離や通話時間帯を考慮したうえで、電話回線を選択するとコスト削減につながります。

まずは、固定電話に発信する際の通話料を見ていきましょう。

固定電話から固定電話へ発信する場合
電話回線種別 距離段階 通話料金
昼間
通話料金
夜間
通話料金
深夜
アナログ回線/ISDN回線
※ライトプランを含む
区域内 9.35円/3分 9.35円/4分
隣接~20kmまで 22円/90秒 22円/2分
20kmを超え60kmまで 33円/60秒 33円/75秒 22円/90秒
60km超え 44円/45秒 33円/60秒 22円/90秒
ひかり電話 全国一律 8.8円/3分

アナログ回線とISDN回線の場合、区域内と区域外で通話料金は大きく異なります。時間帯によって通話料が異なるケースもあります。ひかり電話の場合は、距離や時間帯にかかわらず全国一律3分あたり8.8円です。

次に、携帯電話に発信する際の通話料を紹介します。

固定電話から携帯電話へ発信する場合
電話回線種別 通話料金
アナログ回線/ISDN回線
※ライトプランを含む
17.6円/60秒
ひかり電話 17.6円/60秒

携帯電話に発信する場合は、回線種別にかかわらず、1分あたり17.6円です。

最後に、050から始まるIP電話に発信する際の通話料を紹介します。

固定電話からIP電話への発信の場合
電話回線種別 通話料金
アナログ回線/ISDN回線
※ライトプランを含む
11.55円/3分
ひかり電話 11.55円/3分

IP電話に発信する場合は、回線種別にかかわらず、3分あたり11.55円です。

固定電話の節約方法

2021年に総務省が公表した家計調査によると、2020年の一般家庭の固定電話通信料は年間17,633円です。これは、月に換算すると1,469円となります。

これは、携帯電話の利用料金が増え固定電話の使用が減少してきたことが大きく影響しています。特に、固定電話をほとんど使用しない場合は、費用をできるだけ安く抑えたいものです。

また、企業や事務所で固定電話を使う場合においても、コストをできるだけ安く抑えたいと考える人は多いでしょう。

本章では、固定電話の節約方法について「基本料金」と「通話料金」のそれぞれについて、わかりやすく解説します。

固定電話の基本料金を抑える方法

固定電話の基本料金を抑える方法は次の3つです。

  • インターネットを使う場合はIP電話(ひかり電話)を選択
  • 不要な付加サービスを解約
  • オンライン明細の利用

それぞれについて詳しく解説します。

インターネットを使う場合はIP電話(ひかり電話)を選択

固定電話とインターネットを併用する場合は、IP電話を利用することで月々の基本料金を抑えられます。なかでも、「ひかり電話」は、フレッツ光の付加サービスの一つで月額550円から利用できます。固定電話の基本料金を抑えたい人におすすめです。

固定電話の料金をIP電話より安くする方法 についてはこちら

不要な付加サービスを解約

現在固定電話を利用している人は、契約内容を確認してみましょう。不要な付加サービスを見直すことで、月々の基本料金を抑えられます。契約内容の確認方法については、次章「固定電話の料金確認方法」で詳しく解説します。

オンライン明細の利用

紙の請求書を受け取っている場合は発行手数料が必要になるケースがあります。口座振替か請求書払いかで異なりますが、一ヶ月当たり、165円~220円の負担となります。現在、紙で請求書を受け取っている人は、オンライン明細の利用を検討してみましょう。

固定電話の通話料金を抑える方法

固定電話の通話料金を抑える方法は次の4つです。

  • 固定電話の通話料金を抑えるツールを活用する
  • 通話料金を考えて携帯電話を利用する
  • 深夜料金を上手に使う
  • IP電話を利用する

固定電話の通話料金を抑えるツールを活用する

近年では、スマホ・タブレットやパソコンが内線になるツールが提供されています。「内線通話」は無料となるため、社員間の通話が多い企業のオフィスや店舗で導入が進んでいます。通話料金を抑える方法として、検討してみましょう。

通話料金を考えて携帯電話を利用する

携帯電話には、「かけ放題」と呼ばれる携帯電話同士の通話が無料になるプランがあります。携帯への通話が多い場合、固定電話ではなく、携帯電話のかけ放題プランを上手に活用することで、通話料金を抑えられます。

深夜料金を上手に使う

固定電話のなかのアナログ回線やISDN回線は、時間帯に応じて通話料金が安くなります。
生活リズムに支障がなければ、深夜帯の時間帯に通話をすることで通話を抑えられます。ただし、相手の都合を考えて可能な範囲の利用に留めておいた方が良いでしょう。

IP電話を利用する

固定電話と通話する場合、アナログ回線やISDN回線は地域や距離によって通話料が異なります。一方、ひかり電話を使って固定電話と通話する場合の通話料は全国一律3分あたり8.8円です。地域や距離を気にせずに通話を行いたい場合は、ひかり電話の利用を検討してみましょう。

電話回線はひかり電話と固定電話、どちらを選ぶ?

固定電話の料金確認方法

固定電話の毎月の利用料金は、請求書が事務所やお店・自宅に郵送で届きます。
しかし、月の途中で
「今月の電話代はいくらかかっているのか?」や
「今何の電話回線を契約しているのか?」と、
請求書が届くまで不安な方も多いのではないでしょうか?

ご安心ください。
今はインターネットで固定電話の通話料金や、
契約内容の確認が簡単にできるようになりました。

NTT東日本の固定電話を利用する場合は「@ビリング」NTT西日本の固定電話を利用する場合は「Myビリング」
の申し込みをするだけで、請求書が郵送ではなく、インターネット上で確認できるようになります。

また、急ぎで通話料金や契約内容を確認したい方は、電話での確認も可能です。
以下に固定電話の料金確認先をまとめております。

 

固定電話の料金確認先
固定電話のキャリア 料金確認 オンライン 料金確認 電話番号
NTT東日本のお客様 @ビリング 0120-002-992
NTT西日本のお客様 Myビリング 0120-747-488

 

固定電話の基本料金を安くするならアナログ回線

アナログ回線は、固定電話だけ利用するお客さまにおすすめの固定電話です。
1回線(1同時通話)のみの契約になる為、電話は勿論ですが、FAX、CAT(クレジットカード決済端末)など電話以外のサービスで利用する方におすすめです。

固定電話の通話料金を安くするならひかり電話

ひかり電話は、通話料金をとにかく安くしたい方におすすめの固定電話です。
ひかり電話の通話料金は全国一律8.8円/3分でご利用いただけます。

店舗・個人事業主のお客さまには、ナンバー・ディスプレイ(電話番号表示)、ボイスワープ(転送電話)など人気で便利なオプションがついてくる「ひかり電話エース」があります。
「ひかり電話エース」には最大3時間(528円分)の無料通話が付いており、通話が多い方には特におすすめです。

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