2016.11.07

衝撃!電話についての世代ギャップ

市外局番を理解できていない世代

目次

衝撃!電話についての世代ギャップ

ここでちょっとブレイクタイム。「お役立ちコラム」ですが、電話についてのショックなお話を。世代によって電話についての認識が大きく異なるようです。

ついに「市外局番」の概念を知らない新卒が登場

電話加入権やアナログの固定電話はもちろん、電話の引越しやIP電話・ひかり電話についての役立つ情報を提供している当コラムですが、たまには少し変わった「電話についてのトピックス」などをお届けしましょう。

今回は、先日お客様との雑談で伺った電話でのショックな出来事についてです。

40代のお客様から伺った話によると、今年新卒で入社した新入社員の後輩に電話番号を伝え、連絡するように指示したところ「電話番号の数字が少ないのでかけられない」と言われたそうです。

お客様は、同じ市外局番の地域内の顧客に電話させるため、市外局番を省略して伝えたわけですが、それが理解できなかったそうです。

お客様は同じ市内だから市外局番は不要だということを伝えても、その市外局番自体を理解できていない新入社員の様子に愕然としたということです。

もはや今の子どもは固定電話より携帯電話

これは、当然ながら携帯電話の普及に伴う現象です。ご存知の通り、携帯電話やスマホは電話をかける際、必ず市外局番から入力しないと発信できません。

つまり、市外局番も含めてすべてが電話番号という認識なのです。そういう認識の世代が大学を卒業して社会へと出始めてきたのが、このような現象となっているようです。

つまり、こういう世代の人達は、物心がついた頃からすでに電話=携帯電話ということになっているのです。これこそ、ジェネレーションギャップということかもしれませんよね。

もちろん、こういったギャップは説明すれば解決することでもあります。ただし、人間というのは便利になった状態から、以前の状態に戻るのは非常に大きなストレスを感じる生き物です。

例えば、光ファイバー回線を利用したインターネット接続やひかり電話を経験してしまうと、そこからダイヤルアップやISDN回線、アナログの電話回線に戻ることは難しいのです。

NTT東日本/西日本は、2020年代にはアナログの電話回線から、光ファイバーの回線へ固定電話を切り替える方針です。

そのメンテナンスがしやすく高音質、しかも通話料金が安くなるといった時代になってしまうと、そこからアナログ回線には戻れなくなるでしょう。その時には、電話に対する世代間のジェネレーションギャップは相当大きなものになっているかもしれませんね。