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電話回線の種類
固定電話にはどのような種類があるのでしょう。そしてそれぞれの回線にはどのようなメリットやデメリットがあるのか考えてみましょう。それを知ることで、選択の幅が広がることはもちろん、自分の環境にどの回線が適しているのかよくわかります。
アナログの電話回線は2025年までに廃止される?
アナログの電話回線は、銅という金属を使って音声を送信する電話回線です。さて、そんなアナログの電話回線について最新トピックをお伝えしましょう。2017年1月24日、電話回線について大きな発表がありました。それは、総務省の有識者会議が固定電話の通信網を2025年ごろまでをめどに、インターネット技術を使った回線へと置き換える方針を決めたというニュースです。
これは、携帯電話やスマホ等の普及によりアナログの固定電話を利用する人が減り、NTT東日本/西日本の電話局に設置されている老朽化した交換機の維持するのが難しくなって来たというのが主な理由だそうです。
なお、これに関して回線が置き換えられたとしても、自宅やオフィスの電話機と電話局にある交換機との間は従来のアナログ回線が利用されるため、現在使っている電話機はそのまま使えるようです。
特に長距離通話に関して、アナログ電話回線を廃止し、インターネットと同じ光ファイバー回線に置き換えるそうです。さらに固定電話事業者間の競争を促進する目的で、携帯電話と同じく、他社へ乗り替えても電話番号が変わらない「番号ポータビリティー」の仕組みも導入されるということです。
なお、光インターネット回線へ置き換わった後の固定電話の利用料金については、距離別の料金体系は廃止される方向で検討されており、長距離通話も現在の市内通話以下の料金になるという見方が大勢を占めていますね。
流行りの「ひかり電話」はどうなの?
つまり、NTT東日本/西日本の光インターネット回線サービス「フレッツ光」を契約すると、固定電話「ひかり電話」も利用できるわけですが、2025年になると完全にすべての固定電話が「ひかり電話」へと移行されるということになります。
現在のところ、アナログの電話回線を利用している企業や一般家庭も、いずれは切り替わるということを考えると、早めに移行しておくことも考える時期に来たのかもしれません。
実際、オフィスではすでに「ひかり電話」へと切り替えている企業も少なくありません。これから独立起業する事業主の方は、固定電話を設置するなら光インターネット回線を利用したひかり電話を選ぶのが間違いないかもしれません。
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