2023.03.27

意外と知らない直収電話(5)

同じ拠点に設置された複数回線でのグループ形成

目次

直収電話

前回、直収サービスのデメリットとして、NTT東日本/西日本の固定電話を利用していた時に使っていた各種オプションサービスなどが使えなくなることをご説明しましたね。でも、直収電話サービスを提供する会社でも、さまざまな付加サービスを用意していますよ。さて、どのようなサービスがあるのか、少し見ていくことにしましょう。

NTT東日本/西日本の付加サービスとほぼ同等なものもある

直収電話の付加サービスは、今までのNTT東日本/西日本の固定電話サービスと比べ、付加サービスの内容という点では問題はないのでしょうか。もし、今まで使っていた付加サービスが利用できないということであれば困りますよね。

結論からお話しますと、おとくラインをはじめとするほとんどの直収電話サービスの付加サービスは、NTT東日本/西日本の固定電話サービスとほぼ同等のものが利用できると言っていいと思います。その付加サービスの一部をご紹介します。

まずは、プッシュ電話サービスです。これはNTT東日本/西日本の「プッシュ回線」と同様のサービスです。

ダイヤルした電話番号をトーン信号で送る種類の電話回線で、ダイヤル回線に比べて操作が簡単で、しかも接続までの時間が短くなって早く繋がるという特徴があります。次にキャッチ電話サービスです。

これは、もうお分かりですね。NTT東日本/西日本の「キャッチホン」に相当するサービスのことです。誰かと通話中に第三者から電話がかかってきた場合、割込音で着信を知らせるサービスです。電話機のフックボタンを操作することで、通話中の相手を一時的に保留にして、後からかかってきた第三者と通話できます。これは主にオフィスの電話などで力を発揮しますね。

使い勝手の良い各種サービス

このほか、直収電話には代表取扱サービスといった、事務所内や同じ拠点などに設置された複数の回線でグループを形成することができるサービスもあります。これは、そのグループ内であらかじめ決めた代表(親)番号に着信があった場合、申し込んでいた選択方法に従って、順次空き回線を選んで着信接続できるといった内容のサービスです。

また、1契約回線に複数の端末が接続されている場合、追加番号を付与して着信時に顧客端末側に追加番号を送出することで、追加番号を与えた電話機に着信することができるダイヤルインサービスといったものも用意されています。

他にもいろいろな付加サービスが用意されているので、おとくラインへの乗り替えは安心してください。