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現在のインターネット回線(1)・光ファイバー回線
インターネットが一般に普及し始めて20年余りが経ちます。今、インターネットの回線はどのような種類があり、それらはどんな特徴があるのでしょうか。
それについて少し考えてみましょう。まずは、現在のメインストリームになりつつある光ファイバー回線です。
高速・大容量通信が可能な次世代型の回線
光ファイバーとは、光信号を使った回線のことを言います。これはガラスやプラスチックで作られた特殊な回線に、光信号を流して通信するため、電磁波の影響をまったく受けない接続方式と言われています。
また、光の特性から伝送損失が発生しづらく、長距離までデータを送ることができます。通信速度が高速で安定しているので、例えば動画や音楽ファイルのダウンロードもストレスなく行なえます。
その特徴とメリットなど
光ファイバー回線はインターネット回線の中で、最も高速で安定した通信が可能となっています。サービスによっては最大1000Mbpsの通信速度でやり取りが可能です。また、途切れることが少ない安定した通信ができるのも大きなメリットです。
NTT東日本/西日本のフレッツ光では、NTTの基地局から自宅が遠くても、ほとんど影響なく高速通信ができるのが大きな魅力です。さらに、NTT東日本/西日本の電話加入権を持っていなくても、一般のNTT回線と同じ固定電話の番号を持つことができるというメリットもあります。
ただし、デメリットも少ないながらあります。その最大のデメリットは、何と言っても利用料金の高さです。どの程度の割高感があるのかは、通信事業者によって変わるので確認してみるとよいでしょう。
そして、光ファイバー回線はアナログの電話回線を使用しないため、光回線の引き込み工事が必要となります。これもまた、工事費が発生するなど、高くついてしまう要因のひとつです。
そして、これは新しい回線サービスだから仕方ないことではありますが、まだアナログの電話回線より普及していないため、サービス提供エリアに限りがあるということです。
残念ながら、都市部からインフラが整備されていくという状況のため、地方では光ファイバー回線が敷設されていないということがあります。敷設されていなければ、当たり前ですがサービスが提供されるということはありません。
こればかりは、いつまでに整備されるかということがハッキリと申し上げられない現状です。急ピッチで進めているようですということしか言えません。このため、サービス提供地域に在住で、ストレスなくインターネット接続を行ないたい人には、この光ファイバー回線がおすすめですね