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アナログ固定電話とIP電話
NTTは2020年代にはアナログの固定電話をIP電話に切り替える設備投資を行なっていくようです。これにより、一般家庭の電話はすべてIP電話に切り替わるらしいのですが…。
電話加入権を返せというユーザーの声
NTT東日本/西日本は、アナログの固定電話を利用する人・企業が減り続けている現状を踏まえ、その維持管理のための投資が今後、負担となるという見通しを立てているようです。
これにより、比較的維持管理費が安い光インターネット回線を活用した設備へと移行する方針を明らかにしました。具体的には2020年代には全国の固定電話をIP電話に切り替えるということが発表されています。
そこで問題になるのが、いま持っているアナログ固定電話の電話加入権がどうなるのかということです。あくまで推測の域を出ませんが、すでに市場では数千円程度で中古の電話加入権が取り引きされており、NTT東日本/西日本に電話加入権を持ち込んでも買い取ってもらえるかどうか不明な現状です。
光インターネット回線を利用したIP電話への切り替えが行なわれても、補償される可能性は極めて低いと言わざるを得ません。つまり、資産としての価値がなくなり、電話加入権は不要となってしまうわけです。
しかし、当初は72,000円の施設設備負担金を支払い、値下げされた現在でも36,000円が購入する際に支払われた電話加入権が無価値になるのは納得がいかないという人も多いようです。
ただ、これはNTT東日本/西日本から直接電話加入権を購入した場合の話で、取り扱い業者によっては数千円程度の金額ですから、いま電話加入権が必要となった場合、上記のようなことも踏まえ、そういった業者からの購入がオススメです。
全国一律料金で固定電話の通話が可能に
電話加入権ドットコムというサイトですから、もちろん電話を引く際に電話加入権購入をオススメするわけですが、これは必要な方の場合です。NTT東日本/西日本が各基地局に設置している交換機と呼ばれるアナログの電話回線を繋ぐ設備が生産を終了していて、2025年ごろには維持管理ができなくなるという状況のため、今から新規でアナログの固定電話を新規契約するのは、あまりオススメはできません。
距離に応じて通話料が高くなるアナログの固定電話から、全国一律の料金制度であるIP電話へと移行することで、利用者にとっては安く使えるというメリットが生まれます。
さらに、導入に伴う特別な手続きや工事を必要としないため、いま使っているアナログ固定電話の電話機もそのまま使えます。電話加入権ドットコムでは、光ファイバー回線の「ひかり電話」などに移行するためのご相談も承ります。お気軽にご連絡ください。