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今からIP電話に代えるメリット
IP電話への移行が止まりませんね。でも、本当にメリットとデメリットを理解して移行しているのでしょうか。きちんとIP電話のメリットを理解して、必要に応じて乗り換えるほうが賢い選択なのではないでしょうか。
IP電話にすれば通話料がオトクになる場合
近年、電話とPCというのは企業活動において必需品となっていますよ。しかし、多くの企業では今でも電話回線とPCのデータ回線とが別々に構築されています。
考えてみれば、どちらも通信回線であり、別々に運用されていると管理が煩雑で、必要経費もそれぞれに掛かります。そこで、最近急速に広がったIP網とVoIPという技術を利用することで、上記のような非効率なネットワーク構成を見直そうという動きが起こっているのです。
既存の通信システムの回線構成を変え、一元化するからにはメリットを提示しないと企業のトップは納得しません。実は企業におけるIP電話のシステムを導入する場合、経費面で大きなメリットが得ることができるのです。
簡単な例で言うと、アナログの固定電話回線に比べ、IP電話回線は月額の利用料金が非常に低く抑えることが可能となります。
そして、電話の音声信号をPCのデータ信号と同じようにパケット形式へ変換し、IP網のみを利用した通信を行なうことで、現在契約している電話の回線数を大幅に減らすことが可能となるのです。
こういった理由から、IP電話への移行によって通信費が削減できるということになります。これは、特に国際電話や長距離電話において大きな削減が可能となります。
このようなメリットは、ビジネスにおける経費削減に目に見えて現れるため、収益の向上に寄与することは間違いありません。
事業の状況に応じた変更を検討すべし
また、IP電話はPC(インターネット通信)との親和性が非常に高いため、次世代型のビジネスに対応しやすいという面もあります。
特に、B to Bのビジネスでは直接面接してミーティングが不可欠ですが、双方のスケジュールを擦り合わせるのは容易にはいかないことが多いものです。
こういった場合、IP電話とPCとを連動させることで、簡易的なテレビ電話としての活用も見込めるのです。そこまでしなくてもよい、という場合でも、IP電話とPCを連動させておけば、着信と同時に顧客情報などを表示させたり、その顧客情報を見ながらPC画面上から発信することも可能なので、ビジネスには有効なツールとなるのは間違いありません。
また、外回りの営業がスマホや携帯電話を使って、オフィスにある自分のPC内のデータを閲覧も可能となり、ビジネスチャンスが増えるといった効用もあるのです。