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新生活と電話加入権
もうすぐ春ですね。大学進学や新社会人となって、一人暮らしを始める方も多いと思います。そんな新生活に向けて、まずは必要なのが電話です。今の時代、スマホがあれば自宅に電話なんて必要ないと思っていませんか? そんなことはないのです。
タダより高いものはない「0円」契約
新生活に向けて、電話を自宅に引こうと思っている人は多いと思います。しかし、NTT東日本/西日本で正規に契約をすると、電話加入権のみで36,000円の購入代金(施設設置負担金)が必要となります。引っ越しで何かと物入りの時期に、その負担は非常に大きいでしょう。
インターネットを駆使して電話加入権込みのアナログ回線を引こうと探してみると、「0円プラン」なるものが見つかるかもしれません。実際に、当電話加入権ドットコムでも0円キャンペーンを展開しています。
これには、実はからくりがあります。まず、前提としてアナログの電話加入権を単独で購入する場合、そういった0円での購入は難しいのが現状です。よく見るのは、必ずインターネット接続の契約やプロバイダーとの契約を含める条件になっていると思われます。
現状、NTT東日本/西日本はフレッツ光など、高速インターネット回線の契約数を増やすことを目的に、インフラの整備を進めています。そのため、プロバイダー契約とセットであれば、インターネットの電話加入権取引業者は、セット契約ということでプロバイダー側からお金が入ってくる仕組みになっています。だからこその「0円」契約なのです。
つまり、仮に電話回線のみが必要な人の場合には、インターネット接続の契約も必要となるため、実質0円というわけにはいかなくなるということなのです。これは注意しておきましょう。ちなみに、もし自宅にフレッツ光などの光回線インターネットが必要ならば、とてもオトクになるわけですから、その場合には大いに利用したいプランだといえますね。
加入権不要のライトプランもある
そして、アナログ回線についてはNTT東日本/西日本自らが、電話加入権を無価値にしてしまう「ライトプラン」という商品を販売してしまいました。これは、アナログの固定電話における契約件数がスマホなど携帯電話の契約件数を下回っているので、電話加入権を実質無価値にしてしまう戦略が必要となったわけのです。
さらに、携帯キャリアに関してはソフトバンクとau(KDDI)も伸長していて、そこへも対策が必要となっているため、アナログ回線の電話加入権については、今後も価値が出るというものではありません。
そうはいっても、自宅にアナログの固定電話がないと不便なことも少なくありませんから、こういったインターネットの電話加入権を取扱業者から電話回線を引くという選択肢は、あながち間違いではありません。