2017.02.05

ますます規模が縮小する固定電話

固定電話とスマホ

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ますます規模が縮小する固定電話

固定電話を設置しない世帯が増えています。確かに、スマホの普及によって固定電話が必要な場面が減ったことは事実です。しかし固定電話を設置していないと、困ることも多いことを知っていますか?

スマホ万能というのは幻想にすぎない

某シンクタンクの調査によると、初めて一人暮らしを始めた20代の購入したもののアンケートで、1位は電子レンジ、2位は炊飯ジャー、3位はテレビ、4位はパソコン、5位は自転車という結果となり、なんと固定電話は0%だったそうです。
スマホや携帯電話の普及で、一人暮らし世帯に固定電話は不要というのは数字にも明らかになったわけです。携帯電話、特にスマホは通話だけでなく、インターネット接続機器としても活用され、今やスマホを持っていない人が少ないほど普及していますよね。

でも、本当にスマホだけですべて済ませることが可能なのでしょうか。

答えはNOです。確かに他者との通話やインターネット接続だけを取ればスマホだけでも十分事は足ります。しかし、生活していく上でスマホだけしか持っていないと困ることも多々あります

たとえば融資や契約など、固定電話の番号を持っていないと信用されないケースはいまだに根強く残っています。また、スマホより固定電話のほうが圧倒的に通話料が安いということもあります。

ビジネスの面で考えると、やはりオフィスやショップには固定電話を設置するのが当たり前ですよね。そう考えると、スマホだけでなく固定電話にも利用価値はあるというのが実際のところですね。

いざという時に頼りになる固定電話

前述の通り、固定電話を持つことは社会的な信用を得られるという大きなメリットがあります。これに関しては、固定電話を契約する際に自分が居住している住所を登録しなければならないという理由があるためで、ローンなどを組む際にも有利なのです。

また、スマホは携帯電話の回線を利用して音声通話するため料金が非常に高額となりますが、固定電話は通話料が安いため電話を頻繁に利用する人には節約につながるのですね。

固定電話は、スマホのようにバッテリーが切れてしまうと使えなくなるといった不安もありませんよね。もっと言えば、いざという時、たとえば災害時などでも通信状態がスマホと比較して安定しているという点はすでに大企業などで浸透しており、あえてアナログの固定電話回線を引き直すといった企業も増えているそうです。

このように、固定電話というのは、いざという時に頼りになる存在といえます。