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スマホで固定電話の回線を使うサービス
もはやスマホは、日常生活にすっかり根付いた感がありますね。でも、携帯電話の回線である以上、どうしても通話料は、固定電話よりは割高になってしまいます。
でも、スマホで固定電話の回線を使えるとしたら、どうでしょう? そんなサービスが始まります。
日本通信が始める固定電話サービス
このほど、日本通信株式会社が固定電話の番号にかかってきた電話をスマホで受けたり、スマホから固定電話の番号を使って発信したりできるサービスを提供開始すると発表しました。
このサービスは、着信だけでなく、スマホから固定電話の番号への発信が行なえるということがポイントで、これによって携帯電話を契約しなくても、ひとつの電話番号で日本国内どこにいても発着信できるというのが画期的なサービスといえます。
具体的にこのサービスを利用するには、専用のアダプターに電話とインターネットのケーブルを挿すだけで自動設定が完了します。
数分でスマホがアナログ固定電話の受話器となり、同じ電話番号のままアナログ固定電話の通話料金で利用できるのです。
SOHOや個人事業者なら検討の余地あり
このサービスはSOHOや個人事業者、在宅ワークをしている人などは導入を検討したほうが良いかもしれません。このコラムでも以前から再三申し上げているとおり、一般的にアナログの固定電話番号を持っていないとビジネスでは信頼されないという側面があります。
でも、アナログの固定電話のみでは行動が制約されてしまうため、例えばSOHOオフィスなどでは電話番がいないと、ビジネスチャンスを逃してしまうといったマイナス面がありました。
それを解決するのが、このサービスです。外出先でも同じ電話番号で受発信ができることで、信頼性を損なうことなく、しかもスマホなど携帯端末を有効に活用でき、プランや利用方法によっては大幅なコストダウンも可能となる画期的なサービスです。
このサービスが可能となったのも、総務省が通達した「MVNO規制緩和方針」によるもので、今後も別の企業からこういったサービスが次々と登場することが予想されます。
これに伴い、実はアナログの電話回線の需要が見直される可能性も低くはありません。今のうちにアナログ回線を確保しておく必要があるかもしれませんね。
電話加入権も取引価格が上がってしまうかもしれません。そうなってからでは遅いので、今のうちに電話加入権の購入について検討してみてはいかがでしょうか。ご相談は、電話加入権ドットコムにお早めにどうぞ!