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ひかり電話をオフィスに導入するメリット・デメリット
光ファイバーを通じて音声がデータ化され、ネットワーク経由で音声通話が実現されるひかり電話。NTT東日本と西日本によるIP電話サービスですが、一般的なIP電話とは少々異なる面があることから、IP電話と区別して取り扱われることが多いです。
このひかり電話をオフィスに導入した場合、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
ひかり電話とは?
ひかり電話とはNTTが提供するIP電話の回線で、1回線で複数のチャンネルが使用できることはもちろん、IP電話と異なり、固定電話と同様に「03」などの市外局番を取得できるのが特徴です。
ひかり電話はIP電話の一種なので、音声をデータ化してリアルタイムに通信を行うことで通話が実現されます。ひかり電話の通信回線は高速であるだけでなく、IP電話と比べても通話音質がよく、安定性の面でも優れているといわれています。
NTTが提供するひかり電話のサービスには、ひかり電話、ひかり電話A(エース)、ひかり電話オフィスタイプ、ひかり電話オフィスA(エース)があり、いずれも小規模オフィスから大規模オフィスまで対応しています。
ひかり電話オフィスAでは、最大300電話番号、100通話まで契約可能です。
ひかり電話をオフィスに導入するメリット
ひかり電話は、基本料金と通話料金の安さが一番の魅力です。アナログ回線やISDN回線と比較しても大幅な通信費用削減になります。特に国際電話の多い企業では大きなメリットを得ることができるでしょう。
また、一般電話回線からひかり電話に変更した際も、電話番号を変える必要はないので、オフィス移転時におけるひかり電話への変更時には助かることでしょう。
ひかり電話をオフィスに導入するデメリット
一方、ひかり電話はNTT以外のフリーダイヤルにはつながらないことや、アダプタが不具合を起こし、通話に支障がでるケースが考えられるといわれています。
ひかり電話は、アナログ回線などと比較すると、その違いが大きいことから、その特徴やメリットやデメリットをよく理解して、最適な回線を導入しましょう。