目次
主装置の設置場所
「ビジネスフォンを新規で導入する予定がある」「オフィスの移転で、再度ビジネスフォンのレイアウト構築をする必要がある」という方はいませんか?
そんなとき、ぜひ検討しておいてほしいことの一つに、「主装置」の設置場所があります。そこで今回は、主装置とは何か、また、主装置はどのような場所に置かれる必要があるのかをご紹介します。
主装置の設置場所を決めよう
みなさんは、主装置をご存知ですか? 主装置とは、ビジネスフォンの核となる装置のことで、外線と内線、内線と内線とをつなぐために欠かせません。回線の交換切り替えを行い、ビジネスフォンの機能を司っています。このビジネスフォンに欠かせない主装置は、オフィスのいずれかの場所に設置する必要があります。
しかし、主装置はどこに置いてもいいわけではありません。もちろん、電源につなぐ必要があるため、置き場所は限られてきます。また、直射日光を避け、高温多湿になるような場所もNGです。
主装置は、各電話機と接続する必要があり、置き場所によっては、配線が混乱しがちです。よって、一般的には、人の目に触れない場所に置かれます。
MDFやIDFにも関係している
いざ、主装置の置き場所でベストな位置を見つけたという場合でも、MDFの状況によっては設置ができない可能性もあります。MDFとは、主配線盤のことで、例えば、電話線をビルの中に引く場合、一度電話線の束をまとめ、中継地点の役割を成す設備のことです。よく管理人室に設置されている場合が多いといわれています。
そしてIDFと呼ばれる各フロアにある中間配線盤に分配されます。ビジネスフォンの主装置は、この各フロアにあるIDFに配線されることが多いといわれています。よって、IDFに接続しやすい場所という条件があるのです。
このように、好きな場所に置けるわけではない主装置ですから、ぜひ事前に確認をとっておくのをおすすめします。配線を依頼する業者に希望の主装置の置き場所を伝えることで、それができるのかできないのかが分かるでしょう。