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買い取りと売却
電話加入権を必要とする企業は減少しています。実際、電話加入権を売却したいという企業も多いので、買取業者もこのところかなり増えてきました。
もちろん、こうした買取業者の中には悪質なところも少なくありません。コスト削減のために電話加入権を売却して、かえって損益を出してしまっては本末転倒ですよね。では、いったい、どんな業者に売却するのがいいのでしょうか。少し考えてみましょう。
売却時に注意すべきことは?
まず知っておきたいのは、必要なくなった加入電話の回線は休止扱いになるということです。買取業者によって条件は異なるのですが、電話加入権が休止されているということを証明するものが必要となります。
これは家庭電話に限らず、法人電話でもこれから電話加入権を必要としないのであれば売却が可能です。その場合、その電話加入権を自らオークションに出品するようなことは、法人の場合はほとんど考えられないでしょう。
しかし、買取業者は買い取った電話加入権をオークションに出品するということがあります。ただ、そんな電話加入権はあくまで休止状態のものでありますから、別の顧客に譲渡されるまでは電話加入権を購入した企業の名義ということになります。譲渡された時点で、名義変更が行なわれるというわけです。
電話加入権の買取相場は?
気をつけたいのが、もし悪質な買取業者に売却してしまったら、そうした名義変更を行なわずに安く販売してしまうことがあるということです。万が一、名義変更がされないまま譲渡され、その電話番号が犯罪に使用されてしまったら、名義人である企業が犯罪に巻き込まれるという可能性があるのです。
こういうトラブルを防ぐために、買取業者を選ぶ際は信頼性のある業者を選ぶようにしてください。ちなみに、電話加入権の相場は現在は非常に安くなっていて、2,000円前後で買い取る業者が多いようです。電話加入権休止の諸費用(工事費など)が2,100円かかりますので、むしろマイナスになってしまう恐れがあります。
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