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携帯電話が苦手な高齢者に大人気の固定型電話機(2)
高齢者が最新のデバイスに疎いのは仕方のないことです。むしろ子供や孫世代の我々が、そういう親世代にコミュニケーションツールとしての電話の最新事情を教える義務がある、考えたほうがよいでしょう。
いざという時に安否確認ができずに不安な思いをしないよう、最新のデバイスの導入を検討しましょう。
もしもシークス「スゴい電話」
もしもシークス（エックスモバイル）から販売されている、エイトビット製の固定電話型3G端末は、その名も「スゴい電話」（ABIT AK-010）といいます。W-CDMAに対応した3G通信および通話機能を搭載していながら、見た目は固定電話という携帯電話です。
電源は、自宅で使う場合はACアダプターで使用し、外出時には単3型アルカリ乾電池4本、または別売の充電池でも使用することができます。見た目は固定電話そのものなのですが、残念ながら固定電話の回線ケーブルが接続できないので、あくまで音声通話は3G回線のいわゆる無線網しか使うことができません。
と、ここまで聞くと「法人向けのテレフォニーツール」のような印象を受けますが、実はこのスゴい電話は一般家庭でこそ使うべき電話なのです。まず、とにかく機能がシンプルなため、取扱説明書が必要ないくらいの使い勝手が良いのです。
しかも、配線工事が不要（3G回線を使うため）なので、これも高齢者にとってはありがたいことかもしれません。つまり、お年寄りが家の中で場所を選ばずに使うことができ、しかも馴染みのあるデザインであるという点が、一般家庭での使用をおすすめしたい理由です。
Wi-Fiのアクセスポイントにもなる
さらにこのスゴい電話が凄いのは、乾電池や充電池で動くために屋外でも使えてしまうということでしょう。Wi-Fi機能もサポートされているので、アクセスポイント機能としてテザリングにも対応しているのです。こういった使い方は、一般家庭というよりは法人向けかもしれません。
たとえば工事現場など仮設の事務所に設置するのに適しています。なお、現在の市場価格は35,000円前後といったところです。
高齢者はモバイル端末が苦手というのが常識として定着していますが、このスゴい電話2なら、こういったモバイルへの苦手意識を払拭できるかもしれませんね。商品名にはちょっと抵抗があるかもしれませんが、親御さんへのプレゼントとしてこれは喜ばれること間違いなしです。