2017.09.06

ISDN回線はすでに過去の遺物なのか?

電話も光回線を利用するのがベター

目次

ISDN回線はすでに過去の遺物なのか?

インターネットが登場して、回線もアナログのダイヤルアップ回線から光ファイバー回線へと大きく進化しました。当時、アナログの電話回線を使用していたダイヤルアップからデジタルのISDN回線へと切り替わった時期もありました。現在でも、細々と存在しているISDN回線の存在意義はあるのでしょうか。

ISDN回線についてのおさらい

ISDN回線という言葉が独り歩きして、実際にどのようなものなのか理解している人は多くないかもしれません。それでは、改めてISDN回線とはいったいどんな回線なのか、ご説明していきましょう。

大まかに言いますと、ISDN回線とは同じ電話番号で2回線が使える電話回線サービスのことを指します。たとえば同じ電話番号から2台同時に電話をかけたり、受けたりできます。

そのため、ADSL回線など、いわゆるブロードバンド回線が登場する前のインターネット接続回線として、ダイヤルアップしかなかったためにISDN回線の登場でみんな飛びついたのです。

なぜなら、インターネットをしながら電話をかけたり受けたりできたからです。しかし、ISDN回線を使うためには、ONUといったISDN回線を電話回線に変換するターミナルアダプターという機器が必要になりました。

ISDN回線からの乗り換え先は?

しかし前述の通り、ブロードバンドというISDN回線より高速なインターネット回線が登場しました。具体的にはADSL回線や光回線です。ADSL回線は、従来のアナログ回線を利用した高速インターネット回線のことで、その速度はISDN回線とは比較になりません。

もちろん、電話回線との両立も可能で、ISDN回線からの乗り換え先としてADSL回線は人気を博しました。現在でも、それなりに利用者はいるようです。

「フレッツADSL」というNTT東日本/西日本が提供するインターネット接続サービスですね。そして、さらに次世代型のインターネット接続サービスが登場しました。それが光ファイバーを利用した光回線が登場し、現在も普及が広がっています。

それでは、ISDN回線からの乗り換え先として何がおすすめなのでしょうか。それはやはり、光回線でしょう。一般に言われている「2025年問題」(アナログ回線が廃止され、電話はすべてIP電話化される)も今から光回線にしておけば回避できますし、月額利用料も安くなります。もし、インターネットなど必要ないということであれば、ISDN回線のままでも大丈夫かもしれませんが、今後はそういうわけにもいきませんよね。

であれば、光インターネットサービスで、電話も光回線を利用するのがベターな選択です。