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光コラボとIP電話
セット割などで光インターネット回線がお得になる光コラボレーションモデル(光コラボ)ですが、良いことづくめではありません。
デメリットもきちんと理解して、必要に応じて光コラボへ転用するというのが賢い選択です。
現在フレッツ光に契約している場合、違約金が必要な場合も
光コラボの利用を検討している場合、すでにNTT東日本/西日本の「フレッツ光」を利用している人が多いでしょう。
あるいは、今までADSL回線などを利用していてフレッツ光は使っておらず、まったく新規で光コラボを検討しているという人もいるかもしれません。
ただ割合的には、フレッツ光からの乗り換えで光コラボへの転用を考えている人のほうが多いのではないでしょうか。
フレッツ光から光コラボへの転用に関しては、NTT東日本/西日本から解約の違約金は求められることはありません。
フレッツ光の場合、NTT東日本/西日本は2~3年の契約期間があり、解約をこの期間内に行なうと違約金が発生しますが、光コラボへの転用には違約金はないのです。
しかし、実はここに落とし穴があります。以前にもお話しました通り、インターネット接続にはISPとの契約も必要になりますが、このISPとの契約解除によって違約金が発生する場合もあるのです。
こういった違約金は、契約期間が切れるタイミングで行なえば発生しませんので、光コラボへの転用は時期を見て行なうようにしたいものです。また、契約しているISPが提供する光コラボサービスへ転用するなら、もちろん違約金は発生しません。
そういった現状の把握と転用先の検討を慎重に行なえば、必要ないお金を払わなくても済みますね。
光コラボから別への転用は電話番号が変わってしまう
光コラボで、ひかり電話など固定電話を使うことを考えているなら、注意していただきたいことがあります。現在フレッツ光で、ひかり電話を使っている人が光コラボに転用する場合、基本的に電話番号は引き継ぐことが可能です。
フレッツ光と光コラボで同じ電話番号が使えます。でも、光コラボを解約して他のインターネット回線に乗り換えるする場合は、電話番号は引き継ぐことができません。
光コラボを解約する場合、NTT東日本/西日本のフレッツ光関連は完全に解約しなければなりません。そのため、基本的にこういった乗り換えの場合は電話番号が変わってしまうのです。
固定電話の電話番号が変わるのは、連絡などが非常に面倒ですよね。
そして、携帯電話やスマホを2年ごとにキャリアチェンジしている人なら、光コラボを継続して利用するメリットも薄くなります。こういった状況をしっかり判断して、光コラボへの転用先を考える必要があるのです。