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固定電話の「ワン切り」
「ワン切り」って知っていますか? コールを1度だけ鳴らして切れてしまう迷惑電話の一種です。実はこれ、防げるサービスがあるって知っていましたか?
与信会社が無作為にかける「ワン切り」
固定電話を設置している一般家庭の方からのご相談で多いのが、真夜中にかかってくるいわゆる「ワン切り」についてです。真夜中の電話についてのご相談が一番多いのですが、時間帯に関係なく、夕食時や朝方、昼間の時間とこちらの都合おかまいなしでかかってきますよね。
ワンコールなので、受話器を取れない場合でもすぐ切れてしまうのですが、たまたまワンコールで取れた場合でも相手は何もしゃべらずにすぐ切ってしまいます。
電話というのは、かかってくると心理的なプレッシャーを感じる人が少なくありませんし、特に自宅の固定電話で、しかも夜中だった場合は実家や親戚に何か起こったのではないかと不安に思う方も多いと思います。
まったくもって迷惑極まりありませんが、いったいこれは単なるいたずら電話なのでしょうか。いえいえ、違うのです。
こういった「ワン切り」電話は、実は与信情報を調べる会社が無作為に電話をかけているといった実態があります。与信情報という耳慣れない言葉が出てきました。
これは、その電話番号が使われているものかどうか、レンタル電話ではないか、電話料金を延滞してはいないか、頻繁に電話番号を変える不審な人物ではないかといった情報を、電話をかけることで調査しているそうなのです。
そんな電話をかけるほうがよっぽど不審じゃないかという意見はもっともです。その通りです。しかも、そういった与信情報を収集している会社から、不動産関連企業や金融機関が情報を買っているというから呆れてしまいます。残念ながら、そういう理由でワン切り電話はかかってくるのです。
シャットアウトする方法がある
そういった迷惑な業者からは自分で防衛するのが賢い選択です。ただ、NTT東日本/西日本に相談しても、何ら効果はありません。自分の身は自分で守るしかないのです。昨今の電話機には、さまざまな迷惑電話対策の機能が搭載されているのです。
たとえばナンバーディスプレイのオプションを契約しておけば、登録された電話番号以外からの受信をカットできる機能があります。さらに、相手が番号を通知してきたら、その番号のみを着信拒否にする機能や、インターネット接続してクラウドサーバーに迷惑電話の番号をプールして、元から一括して着信できないというにするサービスも登場しています。
これからの時代、そういった情報をきちんと入手して、的確に対処できる情報強者が迷惑電話を撃退できるということを覚えておきたいものです。