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インターネットと固定電話
インターネットは、あっという間に私たちの生活に浸透しました。近年はスマホを使って、出先でインターネットに接続することもできるようになりました。そして、インターネットはついにその回線を使って、固定電話での通話も可能にしたのです。
IP電話やひかり電話がトレンド
固定電話は、携帯電話やスマートフォンの普及に伴い、その必要性に疑問符が付けられるようになりました。そしてインターネットの普及によっても、固定電話は存在意義を脅かされるようになってきたのです。
少し前まではインターネットの回線速度が今ほどの速さではなかったため、音声データのやり取りには無理があったわけですが、ブロードバンド回線や光インターネット回線が普及してきたことで、大容量のデータを高速で送信できるようになり、音声通話も広がりつつあるのです。
そもそもNTT東日本/西日本でアナログの固定電話を引こうと考えた場合には、電話加入権が必要となりますよね。この電話加入権をNTT東日本/西日本から購入する場合、今でも36,000円(施設設置負担金)が必要になります。そして、月額の基本料金は1,700円なので年間20,400円を支払っている計算になります。
大手企業では、こうした無駄なコストを削減すべく、すでにIP電話へ切り替えているオフィスが多いのです。ひかり電話もIP電話に含まれますので、こうしたIP電話の利用率は平成25年にNTT東日本/西日本の加入電話の利用率を上回っているといった状況です。
ひかり電話のメリットとは
それでは、IP電話の中でも「ひかり電話」に話を絞ってご説明していきましょう。ひかり電話とは、NTT東日本/西日本が提供する光インターネットサービス「フレッツ光」に含まれる固定のIP電話サービスとなります。
NTT東日本/西日本のアナログの固定電話が電話回線を利用しているのに対し、光インターネット回線を利用した電話サービスということになりますね。
その特徴は、非常に高速で大容量のデータをやり取りできるという点です。そして、最大のメリットはコストを低く抑えられるということになります。言うまでもなく、ひかり電話には電話加入権が必要ありません。
さらに月額の基本料も500~1,000円程度に抑えられているのが特徴です。そして、通話料も全国一律の料金設定なので、遠距離通話をする企業などでは大きなメリットになっているのです。
ただし、前述したように、ひかり電話は「フレッツ光」に含まれるサービスなので、インターネット接続を新たに契約する必要があります。もちろん、もともとフレッツ光を利用していたのであれば、追加でひかり電話サービスを申し込めばいいわけですが、現在ISDN回線やADSL回線などのインターネット接続を契約している場合、新規契約が必要となってきます。
このため、事務所の移転など新たにインターネット回線を契約するタイミングで、フレッツ光とひかり電話を契約するのがスムーズかもしれません。
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